「休みの日、何してるの?」 「映画とか見るかな」 「そうなんだ。好きな食べ物は?」
話題は用意してきた。沈黙にもなっていない。でも、なぜか相手を知れた感じがしない。
そんなとき、質問の数を増やすより、返ってきた答えをもう少し聞いてみてほしい。
ワイは、話を聞くのがうまい人って、珍しい質問を知っている人だけじゃないと思うんよ。相手が話し始めたことに、ちゃんと興味を持てる人。
今回は、好きな人が何を感じているのかを知るための五つの聞き方。まずは、普段の会話ですぐ変えられる二つから。
① 相手の答えをもう一つ聞く
「映画とか見るかな」と返ってきたら、別の話題に飛ぶ前に、その話を一つ聞く。
「最近見てよかった映画ある?」
作品の名前が出て、自分が知らなければ「どんな話?」。知っているなら「ワイも見た。あのラスト、どう思った?」と続けられる。
大事なのは、質問を続けることそのものより、相手の答えで次の話が変わること。
会話を調べた研究では、相手の話を受けた質問をすることと、好意を持たれることに関連が見られている。「ちゃんと聞いてくれている」と感じてもらえるかが、一つのポイントなんよ。
だから、次の質問を頭の中で探している間に、今の答えを聞き逃さない。
「この人は映画好きなんだ」で止めずに、何を面白いと感じる人なのかまで、一つ聞いてみる。
② 自分の話にすぐ変えない
「最近、仕事が忙しくて」 「わかる! ワイもさ、この前の上司が……」
共感したくて、自分の経験を話す。悪気はない。でも、相手はまだ何があったか話していない。
まずは「今、忙しい時期なの?」と、相手の続きを聞いてみる。
「今週ずっと残業で」と返ってきたら、「それは疲れるね。今日は早く帰れた?」と、その日の話を聞ける。
自分の経験を話すのは、その後でも遅くない。「ワイも忙しいとご飯適当になる」と短く添えて、相手が続きを話せる間を残す。
共感は、同じ経験を持っていると証明することではない。最後まで聞いてくれるだけで、話しやすくなることもあるんよ。
うまく聞けない場面でどうするか
ただ、質問すれば話が続くとは限らない。「まあね」で終わる日もあれば、励ましたのに反応が薄くなることもある。
残り三つでは、気持ちの聞き方、思い込みを直す聞き返し、話したくないときの引き方を扱う。短い返事が来たときの会話例も、続けて載せる。
質問したのに一言で終わる。相談されたけど、何と返せばいいかわからない。そんな場面の会話例を、残り三つの聞き方と一緒にnoteにまとめた。
質問を足すとき、自分の話をするとき、そこで話を終えるとき。次のデートやLINEで迷いやすいところまで読めるようにしたんよ。
続きはこちら↓ 好きな人との距離を縮める5つの聞き方
参考文献
Huang, K.ほか(2017)It Doesn't Hurt to Ask: Question-Asking Increases Liking.
Maisel, N. C., & Gable, S. L.(2009)The Paradox of Received Social Support: The Importance of Responsiveness.

